はじめに

Claude Codeは、Anthropic社が提供するターミナルベースのエージェント型AIコーディングアシスタントです。コードベース全体を理解し、自然言語でのやり取りを通じて開発タスクを自律的に実行できる点が特徴です。

本記事では、Claude Codeを自分のOSにインストールし、認証を完了して実際に使える状態にするまでの手順を詳しく解説します。Windows、macOS、Linuxのすべての環境に対応した包括的なガイドとなっています。

実行環境

  • オペレーティングシステム: macOS 10.15以上、Ubuntu 20.04以上/Debian 10以上、Windows 10以上(WSL 1/2またはGit for Windows)
  • ハードウェア: 4GB以上のRAM
  • Node.js 18以上(npmインストールの場合のみ必要)
  • インターネット接続(認証およびAI処理に必要)
  • シェル環境: Bash、Zsh、またはFish推奨

前提条件

  • コマンドライン操作の基礎知識
  • Gitの基本操作(clone、commit、push等)
  • プログラミングの基礎知識(言語は問わない)
  • Claude.aiまたはAnthropic Consoleアカウント

インストール方法の選択

Claude Codeには3つのインストール方法があります。それぞれの特徴を理解し、自分の環境に最適な方法を選択してください。

インストール方法 特徴 推奨度
ネイティブインストール Node.js不要、自動更新が安定、単一実行ファイル 最も推奨
Homebrew macOS/Linux向け、パッケージ管理との統合 macOSで推奨
npm Node.js環境必須、既存のNode.js開発環境との親和性 従来環境向け

ネイティブインストール(推奨)

ネイティブインストールは最も推奨される方法です。Node.jsに依存せず、単一の実行ファイルとして動作するため、インストールと管理が簡単です。

macOS / Linux / WSLでのインストール

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

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curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

特定のバージョンをインストールする場合は、引数でバージョンを指定できます。

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# 最新版(ベータ含む)をインストール
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s latest

# 特定のバージョンをインストール
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s 1.0.58

Windows PowerShellでのインストール

PowerShellを開いて以下のコマンドを実行します。

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irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

特定のバージョンをインストールする場合は以下のように指定します。

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# 最新版をインストール
& ([scriptblock]::Create((irm https://claude.ai/install.ps1))) latest

# 特定のバージョンをインストール
& ([scriptblock]::Create((irm https://claude.ai/install.ps1))) 1.0.58

Windows コマンドプロンプト(CMD)でのインストール

コマンドプロンプトを使用する場合は以下のコマンドを実行します。

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curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd

インストール先とPATHの確認

ネイティブインストールでは、実行ファイルは以下の場所に配置されます。

OS インストール先
macOS / Linux / WSL ~/.local/bin/claude
Windows %USERPROFILE%\.local\bin\claude.exe

インストール後、claudeコマンドが認識されない場合は、インストール先がPATHに含まれているか確認してください。Windowsの場合は、以下の手順でPATHを追加します。

  1. Win + Rキーを押し、sysdm.cplと入力してEnter
  2. 「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」をクリック
  3. 「ユーザー環境変数」のPathを選択して「編集」をクリック
  4. 「新規」をクリックし、%USERPROFILE%\.local\binを追加
  5. ターミナルを再起動

バイナリの署名検証

Claude Codeのネイティブバイナリは、プラットフォームごとにデジタル署名されています。

  • macOS: 「Anthropic PBC」による署名、Appleによる公証済み
  • Windows: 「Anthropic, PBC」による署名

SHA256チェックサムはリリースマニフェストで公開されています。

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https://storage.googleapis.com/claude-code-dist-86c565f3-f756-42ad-8dfa-d59b1c096819/claude-code-releases/{VERSION}/manifest.json

Homebrewでのインストール(macOS)

macOSユーザーで既にHomebrewを使用している場合は、caskとしてインストールできます。

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brew install --cask claude-code

Homebrewでインストールした場合、アンインストールは以下のコマンドで行います。

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brew uninstall --cask claude-code

npmでのインストール

既存のNode.js開発環境がある場合、npmを使用してインストールできます。

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npm install -g @anthropic-ai/claude-code

npmインストールにはNode.js 18以上が必要です。また、sudoを使用してのグローバルインストールは推奨されません。権限エラーが発生した場合は、ネイティブインストールへの移行を検討してください。

Windows環境での追加設定

Windowsでは、ネイティブWindowsとWSL(Windows Subsystem for Linux)の2つの実行環境が選択できます。

オプション1: WSL内でClaude Codeを使用(推奨)

WSL環境でClaude Codeを使用する場合、WSL 1とWSL 2の両方がサポートされています。WSL内にインストールする場合は、Linux向けのインストールコマンドを使用します。

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# WSLターミナル内で実行
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

WSL環境でnpmを使用する場合の注意点として、WindowsにインストールされたNode.jsではなく、WSL内のNode.jsを使用していることを確認してください。

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# Node.jsのパスを確認
which node
which npm
# /usr/bin/nodeや/home/user/.nvm/versions/node/...など、Linuxパスが表示されることを確認
# /mnt/c/...から始まる場合はWindows版が使用されている

Windows版のNode.jsが優先されている場合は、以下のいずれかで対処します。

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# nvmの読み込みを確認(~/.bashrcや~/.zshrcに追加)
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
[ -s "$NVM_DIR/bash_completion" ] && \. "$NVM_DIR/bash_completion"

# または、PATHの優先順位を調整
export PATH="$HOME/.nvm/versions/node/$(node -v)/bin:$PATH"

オプション2: ネイティブWindows + Git Bashで使用

WSLを使用しない場合は、Git for Windowsが必要です。Git Bashが同梱されており、Claude Codeはこれを使用してシェルコマンドを実行します。

Git for Windowsは公式サイト(https://git-scm.com/downloads/win)からダウンロードしてインストールしてください。

Gitが標準以外の場所にインストールされている場合、または検出されない場合は、環境変数でパスを指定します。

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# PowerShellで環境変数を設定(一時的)
$env:CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH="C:\Program Files\Git\bin\bash.exe"

# または、システム環境変数として永続的に設定
# システムのプロパティ → 環境変数から追加

WSL2でのネットワーク設定

WSL2を使用している場合、NATネットワーキングがデフォルトで有効になっており、IDE連携で問題が発生することがあります。以下のいずれかの方法で対処できます。

方法1: Windowsファイアウォールの設定(推奨)

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# 管理者権限でPowerShellを開いて実行
# まずWSL2のIPアドレスを確認
wsl hostname -I
# 例: 172.21.123.456

# ファイアウォールルールを作成
New-NetFirewallRule -DisplayName "Allow WSL2 Internal Traffic" -Direction Inbound -Protocol TCP -Action Allow -RemoteAddress 172.21.0.0/16 -LocalAddress 172.21.0.0/16

方法2: ミラーリングネットワークモードの使用

Windowsユーザーディレクトリの.wslconfigファイルに以下を追加します。

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[wsl2]
networkingMode=mirrored

設定後、PowerShellでwsl --shutdownを実行してWSLを再起動します。

初回起動と認証

インストールが完了したら、プロジェクトディレクトリに移動してClaude Codeを起動します。

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cd your-awesome-project
claude

初回起動時に認証画面が表示されます。Claude Codeは以下の3つの認証方法をサポートしています。

認証オプション1: Claude App(Claude.ai)での認証

Claude.aiのProプランまたはMaxプランを契約している場合、Claude.aiアカウントでログインできます。この方法では、WebインターフェースとClaude Codeの両方を同じサブスクリプションで利用できます。

  1. claudeコマンドを実行
  2. 認証画面で「Claude.ai」を選択
  3. ブラウザが開き、Claude.aiのログイン画面が表示される
  4. アカウント情報でログイン
  5. 認証が完了するとターミナルに戻る

認証オプション2: Claude Console(API)での認証

Anthropic Console(API)を使用する場合、OAuthフローで認証を行います。この方法を選択すると、API使用量に基づいた従量課金となります。

  1. claudeコマンドを実行
  2. 認証画面で「Console」を選択
  3. ブラウザでAnthropic Consoleのログイン画面が開く
  4. Consoleアカウントでログイン
  5. 認証が完了すると「Claude Code」ワークスペースが自動作成される

Console認証を使用する場合、事前にAnthropic Consoleで課金設定を完了しておく必要があります。「Claude Code」ワークスペースは使用量追跡とコスト管理専用のワークスペースで、このワークスペースからAPIキーを作成することはできません。

認証オプション3: エンタープライズプラットフォームでの認証

組織でAmazon Bedrock、Google Vertex AI、またはMicrosoft Foundryを使用している場合、これらのクラウドプロバイダー経由でClaude Codeを利用できます。

Amazon Bedrockの場合

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export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
export AWS_REGION=us-east-1
# AWS認証情報を設定(IAMロール、環境変数、またはAWS CLI設定)

Google Vertex AIの場合

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export CLAUDE_CODE_USE_VERTEX=1
export CLOUD_ML_REGION=us-east5
export ANTHROPIC_VERTEX_PROJECT_ID=your-project-id
# GCP認証を設定(gcloud auth login等)

Microsoft Foundryの場合

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export CLAUDE_CODE_USE_FOUNDRY=1
export ANTHROPIC_FOUNDRY_RESOURCE=your-resource
export ANTHROPIC_FOUNDRY_API_KEY=your-api-key  # またはEntra ID認証を使用

インストール後の確認

インストールと認証が完了したら、claude doctorコマンドでインストール状態を確認できます。

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claude doctor

このコマンドは、インストールタイプ、バージョン、認証状態、依存関係の状態などを診断し、問題があれば報告します。

アップデートとアンインストール

自動アップデート

Claude Codeは自動的に最新版を維持します。アップデートはバックグラウンドでダウンロード・インストールされ、次回起動時に適用されます。

自動アップデートを無効にする場合は、環境変数を設定します。

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export DISABLE_AUTOUPDATER=1

手動アップデート

手動でアップデートする場合は以下のコマンドを使用します。

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claude update

アンインストール

ネイティブインストールの場合

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# macOS / Linux / WSL
rm -f ~/.local/bin/claude
rm -rf ~/.local/share/claude

# Windows PowerShell
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe" -Force
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.local\share\claude" -Recurse -Force

Homebrewの場合

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brew uninstall --cask claude-code

npmの場合

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npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code

設定ファイルの削除(オプション)

Claude Codeの設定をすべて削除する場合は、以下のコマンドを実行します。これにより、設定、許可されたツール、MCPサーバー設定、セッション履歴がすべて削除されます。

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# macOS / Linux / WSL
rm -rf ~/.claude
rm ~/.claude.json
rm -rf .claude
rm -f .mcp.json

# Windows PowerShell
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.claude" -Recurse -Force
Remove-Item -Path "$env:USERPROFILE\.claude.json" -Force
Remove-Item -Path ".claude" -Recurse -Force
Remove-Item -Path ".mcp.json" -Force

トラブルシューティング

コマンドが見つからないエラー

ネイティブインストール後に「claude command not found」エラーが発生する場合、インストール先がPATHに含まれていない可能性があります。前述のPATH設定手順を確認してください。

Git Bashが見つからないエラー(Windows)

「Claude Code on Windows requires git-bash」エラーが表示される場合、Git for Windowsがインストールされていないか、パスが検出されていません。Git for Windowsをインストールするか、CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH環境変数でパスを明示的に指定してください。

WSLでのOS検出エラー

WSL環境でインストールエラーが発生する場合、WindowsのnpmがWSL内で使用されている可能性があります。以下を試してください。

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npm config set os linux
npm install -g @anthropic-ai/claude-code --force --no-os-check

認証の問題

認証に問題がある場合は、一度ログアウトしてから再認証を試してください。

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# Claude Code内で
/logout

Claude Codeを再起動し、認証プロセスをやり直します。それでも問題が解決しない場合は、認証情報を手動で削除します。

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rm -rf ~/.config/claude-code/auth.json
claude

検索機能が動作しない

Claude Codeの検索機能は内部でripgrepを使用しています。検索が正常に動作しない場合は、システムにripgrepをインストールしてください。

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# macOS (Homebrew)
brew install ripgrep

# Windows (winget)
winget install BurntSushi.ripgrep.MSVC

# Ubuntu / Debian
sudo apt install ripgrep

# Alpine Linux
apk add ripgrep

インストール後、環境変数を設定します。

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export USE_BUILTIN_RIPGREP=0

まとめ

本記事では、Claude Codeの導入から認証までの手順を解説しました。ネイティブインストールが最も推奨される方法であり、Node.jsへの依存がなく、自動アップデートも安定しています。

Claude Codeを正常にインストールし、認証が完了したら、次のステップとしてCLAUDE.mdファイルの設定やプロジェクト固有のカスタマイズを行うことで、より効率的な開発環境を構築できます。

参考リンク